熱中症 マスク下

熱中症危機との闘い

 とうとうその日が来た。
 2021.8.10.14.00
外気温 37℃。
 エアコンダウン。そのフロアのみ。

 慌てる職員。今まで、ずっと問題にして来た。
暑い、寒いの問題は場の根幹であり、場を失いかねない事態に発展することを、危機意識を持って言ってきた。

 それが、今日とうとう崩壊した。

 エアコンが室内全て、ダウンした。
 窓側は、30度を越え、冷房が効いていたはずの職員室も30度に達した。

 つまり、その場の全員が、熱中症危機に晒されていることになる、と認識できる瞬間が訪れた。

 私にできることは、あくまで指示だしのみ。

 元トップが在室していたので、今がチャンスと、以下の点を伝えた。

 氷を大至急買ってくること。
  室内をとにかく冷やす。
      2時間続いたらアウト。
 個別に氷冷剤を配布すること。
     体温の上昇が発生し始めたらアウト。


 どこに行けば買えるか、という話になり、スーパーなどを当たるように指示だし。

 場の責任者は、だれ?状態。


 私はその場を去って、別の場に移動するが、
 【生き延びてください】と言い残し、場における温度管理を、徹底してほしいと、その場の職員に伝えた。


 今まで、私は、私が使うローカルスペースの問題を提起して来たが、そこは、温度管理が最も困難な場所の一つであり、そこで起きた問題は、他の場所においても起きかねない問題だから、先鋭的に問題が抉り出せると考えて、使用し続けて来た。そして、問題点を挙げて来た。
 
 問題が顕在化する前に、言えることは言って来たつもり。
 光を遮蔽して、断熱材を入れて欲しい、等つい先日も伝えた。

 私は私の実践として、打ち水方式で、タオルに水を浸して、気化熱利用で、室温が上がらないようにしたり、氷冷剤を持ち込んでいる。

 最高気温を記録した今日、ようやく私の主張が受け入れられる、その日としなければならない。

 個人的な要求ではなく、その場を使用するすべてのもののために、要求を上げて来たわけだが、その今が今通じる時が来た、と考えたい。


 そして、昨年度のフェイスガード闘争を思い出す。このような室温の管理下で、フェイスガードなど、あり得ない。人権無視も甚だしい。

 私たちは、生身の人間だ。
 温度管理の破綻した空間では、生きていけない。人権という名で勝ち取らねばならない当たり前の権利を、手に入れるために、闘いを構築するよりない。

 SJ
2021.8.10.15.30.


 追記
  同日夜、激しい頭痛に見舞われる。
  マスク下の熱中症
  油断はできない。あのまま2時間いたら、救急搬送されたかもしれない。